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【無痛分娩体験記】痛みがなくて感激!ゆっくり落ち着いた出産ができました

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現在2人の未就学児を育てています。

1人目は自然分娩、2人目は無痛分娩で出産しました。

経済的にも物理的にも親族からの援助はほぼゼロという環境なので、私たち夫婦にとっては当然の選択でした。

無痛分娩で産むと愛情が薄まるとか深まらないとかなんとかいう人もいるようですが、まったくそんなことはありませんでした。

出産で体力を消耗しない分、余裕をもって育児ができたこともあり「あ~かわいいかわいい」とすべてが愛おしいです。

そんな私の無痛分娩がどんなだったかをご紹介させていただきます。

目次

無痛分娩の流れ

次女を出産した病院は以下の流れでした。

病院によって、流れが異なるかもしれませんが、大きくは変わらないかと思います。

  1. 分娩日前日の夜(診療時間が終了後)に入院
  2. 無痛分娩についての説明を受ける
  3. 内診を受ける
  4. 子宮口がまったく開いていない場合ガーゼを入れる
  5. 硬膜外麻酔を入れるための管を入れる
  6. 翌朝、浣腸を入れられる
  7. ガーゼを取り除きバルーンを挿入
  8. NST装着+陣痛誘発のための点滴を打つ
  9. 少しお腹が痛くなり始めるため麻酔を入れてもらう
  10. 産む

子宮口を刺激して開かせるためのガーゼやバルーンはすごく痛いと聞いたことがあったので緊張しましたが、私はまったく痛くありませんでした。

安心してください。

あんまり痛くないお産もあるみたいですよ。

流れや処置は病院によって異なる場合があるので、出産を希望する病院でご確認ください。夜中の出産になると麻酔を追加できない病院だったり、いきなりの出産だと無痛分娩にできない病院だったりします。

麻酔追加のタイミング

先に麻酔についてのお話をします。

私の出産した病院では、硬膜外麻酔で陣痛の痛みを緩和させていました。

麻酔は点滴のようにずっと入れ続けているわけではありません。

また、陣痛はだんだん痛みが増していくものなので、麻酔よりも痛みが勝ってきます。

その時に麻酔を追加して痛みを消す(緩和)させます。

痛くなり過ぎる前に、麻酔を追加するくらいのタイムングがいいそうです。

陣痛促進剤の点滴を入れ始めてからすぐに助産師さんに聞いたところ、そのように言われました。

痛くなりすぎると麻酔の効果が薄れてしまい、痛みを抑えきれなくなるとのことでした。

実際、痛くなりすぎる前に麻酔を追加してもらうようにしたら、ほとんど痛みに苦しむことなく出産できましたよ

無痛分娩の費用

無痛分娩代として、自然分娩の金額に追加で10万円を支払いました。

私は2人目の出産だったので、産後の体の早期回復を期待して無痛分娩を選択したのですが、結果的によかったと思っています。

1人目を自然分娩で出産したときの疲れはなかなか取れませんでした。

2人目出産時よりも若いはずなのに、です。

上げ膳据え膳は望めず、1〜2週間で休みが明けてしまう夫は出張の可能性が高く、ワンオペ2人育児を見据えた対策をしておく必要がありました。

実際、出産の体力を温存できたことで、産後1ヶ月を待つことなく家事をしても平気だったので、私にとっては10万の価値が十分にありました。

実際の私の無痛分娩

諸々の処置のため、分娩前日に入院

分娩予定日の前夜、夫と長女の付き添いで産婦人科に向かいました。

長女の時は自力で病院に行きましたが、今回は敢えて長女を連れて行きました。

出産による入院だということを自分の目で見て、耳で聞いて、納得して母なし生活をスタートして欲しかったからです。

当時長女は2歳半でしたが、きちんと納得して夫と帰っていきました。

少し寂しくて泣いたこともあったようですが、普段だったら「パパいやー!」となるところが、私の入院中はほとんどなかったそうです。(本当にパパ<<<<<ママな長女でした)

で、入院当日に子宮口の開き具合を確認してもらいましたが、私は1cmくらいとほとんど開いていなかったためガーゼを入れられました。

ガーゼを入れても痛くありませんでした。

このガーゼは子宮口の開きを1cm→2cmにするためだそうです。この刺激で陣痛につながることもあります。

夜中に陣痛が来てしまったらどうしよう…と怖くなりましたが、陣痛が来たら遠慮なく教えてくれと言われました。

「夜中もぼく(院長)がいるから、麻酔ちゃんと入れられるからね」とのことで安心しました。

背中に硬膜外麻酔を入れるための管を挿入します。

もしかしたら、硬膜外麻酔を入れるための管を挿入する処置が一番痛かったかも…。

痛いというか怖いというか…。

背中に違和感を抱えたまま、恐る恐る寝返りを打ちつつこの日は早めに就寝しました。

分娩日の朝

6時、助産師さんが浣腸をしに来られました。

別の産院で自然分娩した時はしなかった浣腸…。

卵巣嚢腫手術以来の、人生で2回目の浣腸。

…え?と思いましたが、分娩時は大開脚するので恥ずかしいなんて言ってられません。

言われるがままです。

7時、内診で子宮口の確認。

2cmまで開きましたがまだまだです。

なので、バルーンを挿入されました。

これで4~5cmまで開くのが目標だそうです。

出産が進んで子宮口が開いてくれば自然にバルーンは落ちるそう。

バルーンは痛いと聞いたことがあったので緊張しましたが、そんなに痛くないというのが私の感想です。

8時ごろには陣痛促進剤の点滴とNSTの装着をしました。

この時にすでに覚えのある下腹部痛が来ていました。

というわけで麻酔を投入。

15~20分で効くということで「痛みの消え具合も見ておいてください」と助産師さんに言われたのですが、実際20分ですっかり痛みは消えました。

NSTを着けているので陣痛が来ていることはわかります。

間隔は約2分。これで麻酔なしだったら座っていられなかったことでしょう。

朝ご飯を完食できるくらい余裕でした。

長女の着替えや朝ごはん、保育園への送り(子供の立ち合いはNGのため)などなど忙しくしている夫に「陣痛来てるよ~」とメッセージを送って、あえてTVなどは点けずにのんびりとした時間を味わいました。

保育園のお迎え前に出産なるか?それとも立会できずに終わるのか?

長女の時もそうでしたが、お産の進み具合はとても穏やかでマイペース。

10時ごろ、保育園の送りを終えてお昼ごはんを抱えた夫が病室に到着しました。

ベッド兼分娩台にずっと横になっていて、特に痛みがなく苦しむどころか会話や食事をとる余裕がある私に夫ができることはほとんどありません。

やることが無さ過ぎてスマホゲームをしていましたね。これ、麻酔ありの出産だから許せることですよね。

時間が経つにつれて、お腹の子が下に下がってきてるのか胃の圧迫が消えてきました。

なので、お昼ごはんは朝ごはんよりも美味しくいただけました。

保育園のお迎えは16時までに行かなくてはいけないのですが、遅くても15時30分には病院を出ないと間に合いません。

13時ごろ少し痛くなってきたので麻酔を追加して子宮口の開きぐあいを見てもらいましたが、まだ6cm程度でした。

順調とはいえ、お迎えに間に合うか微妙なペース。

助産師さんに見込みだけ聞いても「15時半かぁ…ちょっと間に合わないかもしれないなぁ…」とはっきり言われました。

そっかぁ~仕方ないね~と笑いながら話していたのも束の間。

お腹の子が本気を出し始めました。

赤ちゃん、本気出す

13時ごろ追加してもらった麻酔、痛みが消えたと思ったのも束の間、また痛みが…!

13時半、もう一度子宮口を確認してもらいましたが6cm。

助産師さんが去った後、いでででででで…!!!!と痛みが。

このとき13時45分。なんと、子宮口全開

急展開すぎて、麻酔を2回追加してやっと痛みが引きました。

これならお迎え間に合う…なんて無痛分娩だから余裕で気にすることができたことだなぁと思います。

いきみたい間隔は麻酔をしていても消えないので、いきみ逃がしだけはずっとやっていました。

とにかく息を吐くことに意識を集中。

吐いて、吸って、赤ちゃんに酸素をしっかりと送り続けます。

前回のお産は、痛いのを逃がすために呼吸を頑張っていたので、産む寸前までいきみ感を感じませんでした。

しかし、今回は麻酔で陣痛の痛みをなくしているので「いきみ感」がすごくはっきりとわかりました

便意と同等に表現される方が多いですが、私の場合は前回も今回もおしりに力を入れたいとかそういう感覚ではありませんでした。「股」に力を入れたい感覚です。

いきんで産む

13時50分、いよいよいきんでいいよと許可が出ました。

上体を少し浮かして、目は開けて、前を見て、鼻から息を吸って口閉じて鼻から吐いてー…

下腹部に力を入れる!!!

助産師さんの誘導がとてもうまくて、いきむ毎に順調に出てきてくれていました。

3回くらいいきんだところで「もういきまないくていいよ!」と言われ、力を抜いたところで私の股の間から顔が…

長女によく似た小さな赤ちゃんの顔がひょっこり。

頭を起こしていきんでいる間、夫が私の頭に手を添えていてくれました。

真横で密かに支えてくれていた夫の顔と、赤ちゃんの顔を交互に見て、何とも言えない安堵感がこみ上げてきました。

私は無事出産を終えた自分をめっちゃ褒めました。

そして、夫が立ち会える時間にしっかり間に合った次女をたくさん褒めました。

逆子になり、お腹の中ではぐりんぐりんよく回転していた次女の首には2周ほど臍の緒が巻き付いていました。

そんな状態でも間に合うように出てきた次女はもうすでに親孝行者だなと思いました。

いろいろな処置してから、30分はも親子3人で過ごすことができました。

その後、長女を保育園に迎えに行った夫は長女を連れて戻ってきて、すやすや寝ている次女を囲んで家族の時間を過ごしました。

以上が、私の出産体験記になります。

さいごに

急展開なお産となりましたが、会陰を切ることなく出てきてくれました。

なんでこんなことを言うかというと、基本的に会陰を切るという方針の院長先生だったためです。

「ぼく、基本的に迷わず切るからね」とはっきりおっしゃいまして、ビクビクしていたのです。

会陰マッサージも何もしていないので切られる覚悟をしていたのですが、よかったです。

少し切れてしまいましたが、切られるよりも回復も早かったです。

いろんなお産がありますが、私のようにスムーズなお産も存在します。

赤ちゃんのためにもドーンと構えていれば、うまくいくことも多かったりするかもしれません。

わたし

陣痛は無痛で良かったですが、子宮が収縮していくときの後陣痛は変わらず痛いです

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